現代車輛の重さは気になります。これは乗り味やボディー剛性を上げる為にも仕方が無い部分、良いモータリゼーションの為にも避けて通れない改良という事になります。出来れば重くならない方法は無いモノかと考えますがホスピタリティーを重視すればするほどどうしても自動車は大きくて重くなる。またニュル等のサーキットのラップタイム短縮の為には同様にある程度の大きさが必要となります。世界基準がニュルならばそれに応じた対応、また安全の為にもとなると更に重量が増えますしあらゆるデバイスを装備すれば更に重量増しです。軽くなる事は無い現代車輛、軽かった当時の車輛達。軽さは最大の武器であり走りという面に関すれば軽さはすぐに分かるほどの違いを持っています。スポーツ走行をする方はバイクにも御乗りだったりで軽さにはやはりこだわる方は多いです。どんなに数値的に優れていても現代車輛があまり魅力的に映らない。軽いという事は現代ではもう無理な方法論ですし、軽さを求めたならスーパーカーになり価格的にも非常に高額となる。何となくご理解頂けましたでしょうか?軽さはそのまま価値という事でプライスレスな部分です。現代のBMWのM2サーキット対応モデルが凡そ1.7トン、M2でさえこの重量だと考えると当時のMモデルがどれだけ軽かったという事か。走りを謳う世界メーカーでさえ価格がいくら高くなろうとも、先進技術やスペックが高かろうとも、最新技術のカーボンパーツを多用しようとも成し得ない事が当時は当たり前でした。
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