偽物が闊歩する骨董品の世界...何の確証も無く所有歴も分からず、何時の時代の品もハッキリとしない品をある程度以上の高額で購入する方々がいらっしゃいます。当方も先日尾形乾山の作品をお勧めされ、これが何故乾山の作かとお聞きしましたら...図録と同じだからと言う何とも根拠に乏しい品を120万円でご紹介頂きました。骨董とはこの様な世界観であり本物か偽物かもあやふやな品に120万円もお支払いするのかとチョッと考えてしまいました。こういう感覚的な品ではなく私達が取り扱う自動車は偽物が無いですので誰でも本物が手に入ります。当たり前ですがこの当たり前が通用しないのは骨董品や機械式の時計だったりと、製造者と販売者があくまでもライセンス契約を結んでいるだけだという不確定さもこういう部分で気にはなります。不確定な品を高額で購入する...そう考えれば自動車こそ確実な商品だという事はある一定以上の方々は理解しています。
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