今からかれこれ30年以上前、当時フェラーリを所有する周囲の方々から色々と学ばせて頂きました。知っている方もいらっしゃるかもしれませんが当時のF40等のフラッグシップの中の品物は意外にも日本国産のターボ技術そのものでした。鉄パイプの構造に大きな排気量、そして日本の技術がそのまま載っているフェラーリ。正直な話をすればこれならエンジンさえ手配すれば自分でも作れるのでは?と考えたコーチビルダーの方も多く、それがよく言うロータス等の日本製エンジンを搭載するという考え方の原点かもしれませんね。正直私もそう考えたので素晴らしい制御系の学びを始めましたし、学べば学ぶほど単純システムにも驚いたのが本音でした。シャシ、エンジン、そして制御。ココでもまた言えるのは当時の日本の素晴らしさ、そしてそんな品を使用した廉価な日本のスポーツタイプの素晴らしさ。大量生産でしかあの価格は出せないでしょうし、それほど当時の自動車メーカーも商売度外視、技術競争の時代だったのだと改めて今でも思います。
0コメント